80年代女性漫画家
石坂啓、岩館真理子、くらもちふさこ、佐藤史生、西村しのぶ、森川久美、森脇真末味、吉野朔実など65人に漫画家の情報を探すことが出来ます。
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青池保子
コメディを交えた歴史作品やスパイもの、ファンタジー作品を描く漫画家。男でもなく女でもない美青年3人が歴史上の人物と繰り広げる知的ドタバタコメディ「イブの息子たち」が人気に。リスト好きで、華やかな美男子のホモセクシュアルで、美術品専門の泥棒の伯爵と、バッハ好きで寡黙な、男にも女にも興味のないNATO情報部のエーデルバッハ少佐が繰り広げる「エロイカより愛をこめて」は漫画史上に残る傑作。EL&Pのキース・エマーソンやレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジを模したキャラなどもロック・ファンの注目を浴びた。近年の代表作は14世紀カスティーリャ王国(現在のスペイン)のペドロ 1世の生涯を描いた「アルカサル - 王城 - 」や「修道士ファルコ」。
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明智抄
1980年代に『始末人』シリーズでデビューした漫画家。性格が破壊された自己中キャラがSF世界で暴れまわる独自性が人気。代表作は『死神の惑星』シリーズ。
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あしべゆうほ
1975年のプリンセス創刊号から1990年まで(その後復活)長期連載された傑作ホラー・ファンタジー『悪魔の花嫁』で知られる少女漫画家。妹のヴィーナスを愛したためにゼウスにより天界から追放され悪魔になったデイモスが主人公。ヴィーナスを救うためには、ヴィーナスの生まれ変わりである美奈子にヴィーナスの魂を入れなければならないが、次第に美奈子に惹かれていく.....
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亜月裕
『別冊マーガレット』に1979年~82年まで連載された「伊賀のカバ丸」で有名な漫画家。「伊賀のカバ丸」は山奥で育った野生児のおバカ忍者「カバ丸」が都会の高校で引き起こす騒動を描いた学園ラブコメディで、83年にはアニメ化、実写版の映画化もされた。
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有吉京子
『週刊マーガレット』で 長期連載された(第1部:1976年~- 1980年、第2部:1980年~1981年)バレエ漫画「SWAN」で一世を風靡した漫画家。バレエファンの間では有名。ベルギーの寄宿学校で出合った女優を目指す女性同士の愛と葛藤をを描いた「アプローズ-喝采-」も名作。
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いがらしゆみこ
『キャンディ・キャンディ』の漫画家。『キャンディ・キャンディ』は76年にアニメ化され、77年第1回講談社漫画賞を受賞した。2003年、倉敷市の美観地区にいがらしゆみこ新美術館・倉敷が開館され、現在に至っている。
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池田理代子
日本の漫画史上に輝く名作『ベルサイユのばら』で有名な歴史漫画家。『ベルサイユのばら』、通称ベルバラはフランス革命を舞台に、架空の人物で男装の麗人、軍人であるオスカルとその従者アンドレ、王妃マリー・アントワネットとスウェーデン貴族フェルゼンの4人の主人公による入り乱れた恋と友情、忠義心を交えながら革命を忠実に描き出した大作。宝塚歌劇団により何度も舞台化され、社会現象を引き起こした。フランス文化の日本への浸透の貢献でレジオン・ドヌール勲章を受賞することとなる。ロシア革命を舞台にドイツの音楽学校で出会った3人の若者の苛烈な人生を描いた「オルフェウスの窓」や歴史に残るロシア帝国の女帝の人生を描いた「女帝エカテリーナ」も見逃せない。
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池野恋
『リボン』を中心に活躍する漫画家。代表作の「ときめきトゥナイト」は82年~94年まで連載され、アニメ化もされた。第1部は吸血鬼と狼女を両親に持つ魔界の女の子「江藤蘭世」が人間界で人間の男の子に恋する物語。第2部は反対に人間の女の子が「江藤蘭世」の弟の狼男に恋をする。95年の「ナースエンジェルりりかSOS」は『美少女戦士セーラームーン』のような変身して戦う少女を主人公とした物語で、アニメ化された。
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石坂啓
『ビッグコミックスピリッツ』など主に少年誌で活躍した漫画家。80年代に「マンチャラ小日向くん」で人気がで、「キスより簡単」に男と寝てしまう奔放な女子大生を描いた表題作でブレイクした。同作品は87年国生さゆり主演でテレビドラマ化された。こうした一般向けの作品もあるが、現実の世界におきる不思議な世界を描いた「茶番劇」や魔性の女を描いた「エルフ」など難解な、独自の世界を描いた佳作も多い。こうした人間の内面をみすえた作風が結集されたのが97年から98年に『ビッグコミックオリジナル』に連載された『アイ’ム ホーム』。離婚・再婚後に記憶喪失となった主人公とともに、家族とは何かについて考えさせられる名作。平成11年度の文化庁メディア芸術祭大賞を受賞、04年にNHKでドラマ化された。
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一条ゆかり
1968年デビュー、現在も活動を続ける日本を代表する漫画家。70年代は『デザイナー』『砂の城』など華麗な世界を描きつつも、シリアスな復讐もからんだ恋愛物で人気を集める。その後は『こいきな奴ら』、『有閑倶楽部』など美形で頭もよく、喧嘩も強いというスーパー主人公が大活躍するコメディ・アクションも手がけ大ヒットする。2007年『有閑倶楽部』が赤西仁主演でドラマ化され、『プライド』が第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど現在も活躍中。
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樹なつみ
80年の「マルチェロ物語」以来、現在の「ヴァムピール」まで継続して作品を掲載続けている人気漫画家。「マルチェロ物語」はファッションとパリ、「朱鷺色三角」はバスケットとアメリカが舞台の少女マンガだったが、次第にSF・ファンタジー漫画となっていく。「獣王星」と「OZ」(93年星雲賞受賞)はSF、「八雲立つ」(97年講談社漫画賞受賞)と「デーモン聖典」は架空の生物や霊が活躍するファンタジー。力が弱い主人公が自分を守ってくれる超人的な力を持つもう一人の主人公を精神的に支えていくという構図もファンならお馴染み。
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岩館真理子
乙女チックなメルヘン路線で岡崎京子、よしもとばななをはじめ多くのファンを持つ漫画家。70年代から「週刊マーガレット」で活躍、近年は「ヤングユー」などに活動の場を移している。「冷蔵庫にパイナップル・パイ」、「うちのママが言うことには」で、講談社漫画賞を受賞している。他の代表作は「グリーンハウスはどこですか?」、「アリスにお願い」、「おいしい関係」など。
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内田善美
他の追随を許さない高いデッサン力と、人間の内面を描いた深遠な作品が特徴のマニアの間で高い評価を誇る漫画家。78年『ぶーけ』でデビュー。「秋のおわりのピアニシモ」、「ひぐらしの森」といったメルヘンチックな作品を描いた。82~83年には夢の中の館と少女に囚われた青年の心情を描いた問題作「星の時計のLiddell」を発表。その幻想的な作風と精緻な画力で高い評価を受けた。84年には魂の宿った人形と少年との心の交流を描いた秀作『草迷宮-めらんこりかるShopping-』を発表したが、これを最後に活動を停止、現在に至る。
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大島弓子
萩尾望都、竹宮惠子らと並ぶ24年組の中心的作家。独自の世界観のメルヘン的作品で70年代に人気を博し、ジョカへ…」、「ほうせんか・ぱん」などの秀作を発表、73年には「ミモザ館でつかまえて」で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞している。78年には87年まで続く、猫の立場で猫の世界を描いた「綿の国星」シリーズをスタート、79年に同作品で講談社漫画賞少女部門を受賞した。96年には再び猫の世界を描いた「グーグーだって猫である」を開始、現在も連載中。同作品は08年手塚治虫文化賞を受賞、小泉今日子主演で映画化された。
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岡野玲子
82年にデビューした、繊細な筆致で描かれた美しい作画が素晴らしい漫画家。84年から90年に『プチフラワー』に連載された『ファンシィダンス』で人気となる。同作品は89年に本木雅弘主演で映画化され、小学館漫画賞を受賞した。 89年~90年には「ビッグコミックスピリッツ」に『両国花錦闘士』を連載、水彩画のような美しい作画で力士の恋愛を描き、話題となる。91年~93年の『コーリング』は傑作SF小説『妖女サイベルの呼び声』を漫画化した秀作。その素晴らしい作画力と、傑作小説を融合すると右に出るものはいなく、93 年~05年に連載された夢枕獏の同名小説を漫画化した『陰陽師』は傑作。単行本に寄せられた数ページのカラーページは平安朝の雅な世界を再現していて、圧巻。その面白さは原作をも凌ぐほどで、2001年には手塚治虫文化賞マンガ大賞、06年には星雲賞コミック部門を受賞している。仙人の世界を風雅に、コミカルに描いた『妖魅変成夜話』もただただ美しい作品だが、未完。07年から「モーニング」連載中の『イナンナ』はベリーダンスに題材をとった漫画(?)。
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小野弥夢
大和和紀のアシスタントを経て77年に『ロックンロールペテン師』でデビューした、芸術を題材とする作品を発表する漫画家。同作品を収録した78年の単行本『ショパンに捧げるロックンロール』、79年の『センチメンタルシティ・ロマン』はロックもののストーリーがたくさん入った短編集。その後はロックからオペラやバレエに関心が移った?のか84年にバレエ漫画「Lady Love」(同年講談社漫画賞を受賞)、 99年にはオペラ漫画「DIVA」を発表している。
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川原泉
超名門お嬢様学校「聖ミカエル学園」に通う3人のキャラのたったお嬢様が引き起こすコメディ「笑う大天使」(わらうミカエル)シリーズで有名な漫画家。上野樹里主演で2006年に映画化された。独特の世界観を持つ作風で熱狂的な固定ファン層を持つ。SF作品も描き、『アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか?』の続編『ブレーメンII』で2005年、星雲賞コミック部門を受賞している。
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木原敏江
山岸凉子、池田理代子などと並ぶ花の24年組。77年から84年に連載された大正時代の旧制高校を舞台にした太陽と月のように相反するタイプの二人の美少年の愛と友情をテーマにした青春劇『摩利と新吾』が初期の代表作。84年~97年にかけては鬼と呼ばれた異形・人外のものの苦悩を主に鎌倉~南北朝~室町時代を舞台に描いた幽玄な傑作「夢の碑」を発表した。ここでもマリシン同様、太陽と月のような二人の美青年主人公が多く登場する。ルイ14世時代のフランスを舞台とした「アンジェリク」や近年の傑作、フランス革命のロベスピエールの腹心サン・ジュストと架空の主人公の恋を描いた「杖と翼」など、男女の恋愛物も手がける。宝塚歌劇団により多くの作品が舞台化されている。
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樹村みのり
24年組の一人。少女まあちゃんと4人の下宿女子大生の交流を描いた現実世界を舞台にしたファンタジー『菜の花畑のこちら側』や、同級生の事故死により死について考える少女を描いた「見えない秋」などが代表作。
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清原 なつの
独特のユーモアが通好みの漫画歌。題材はSFから学園ものまで何でもあり。有間皇子の悲劇をはかなくも、ユーモアと共に描いた「飛鳥昔語り」は初期の秀作。喜ばれると重い自分の婚約者そっくりの普及型アンドロイドを作ってしまう天才科学者の苦悩?を描いた「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」が中期の傑作。同単行本収録の「春の微熱」に描かれているようにこの頃から性に関する独自の解釈に目覚めたようで、それが結集したのが名作とうたわれる『花図鑑』シリーズ。2004年には4年かけた大作『千利休』を発表している。
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倉多江美
独自の哲学的作品で他の漫画家とは一線を画する天才。「ジョジョの詩」でデビュー。初期は同作品に見られるようなファンタジーを描いていたが、「イージー・ゴーイング」や「一万十秒物語」初期5作品が収録された単行本『樹の実草の実』から物事についていろいろ考えさせられる哲学・寓話的な作風に方向を転換、傑作「エスの解放」で結実する。修道院の付属学校教師がナポレオンや、ロベスピエ-ルを手玉にとる権謀家に変身していく「静粛に、天才只今勉強中!」は唯一の長編。
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くらもちふさこ
70年代後半から80年代にかけて槇村さとると共に『別冊マーガレット』を牽引していた人気漫画家。78年の『おしゃべり階段』で中学の同級生に想いを打ち明けられず悩む主人公を描き、その感情移入できる等身大の姿が同年代の少女の共感を得る。続いて幼馴染の男の子と女の子が、両親と同じピアニストを目指して成長していく姿を描いた恋愛もの「いつもポケットにショパン」で人気を確立した。94年から00年まで連載された「天然コケッコー」で講談社漫画賞を受賞、07年映画化もされた。
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神坂智子
緻密な時代考証に基づきながらも、独自の空想力を加えて描いた歴史ものを得意とする漫画家。1981年から90年まで連載した「シルクロード・シリーズ」、アラビアのロレンスを描いた85年から88年の「T・E・ロレンス」、マルコ=ポーロの生涯をペルシア人の娘アゼルとの恋愛を交えて描いた98年から01年の「カラカモンの大空」などが代表作。
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さいとうちほ
82年デビューの宝塚ファンの漫画家。太平洋戦争直前を背景に、日本人少女とインド独立を目指すハーフのイギリス軍将校の恋を描いた『円舞曲は白いドレスで』、ルネッサンス期のイタリアを舞台にした『花冠のマドンナ』、演劇物『もう一人のマリオネット』など、宝塚の舞台にふさわしい作品が多い。97年にはモンゴル育ちのヴァイオリニストの少女の音楽家としての成長、父親探し、恋愛を描いた「花音」で小学館漫画賞を受賞した。
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柴門ふみ
恋愛漫画を書かせたら右に出るものがいない漫画家。恋愛心理が非常にリアルなためか、当初から少女雑誌でなく青年誌で作品を発表していた。83年講談社漫画賞を受賞した 『P.S. 元気です、俊平』で人気となる。その後は「ビッグコミックスピリッツ」に連載された『同・級・生』は89年に安田成美主演で、「東京ラブストーリー」は鈴木保奈美、織田裕二主演で91年に、「あすなろ白書」(92年小学館漫画賞受賞)は93年に石田 ひかり主演でドラマ化され、大ヒットした。近年も「お仕事です!」が98年鶴田真由主演で、「小早川伸木の恋」が06年唐沢寿明、紺野まひる主演でドラマ化されている。
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佐伯かよの
72年にデビューした多彩な作風で知られる漫画家、夫は『エリア88』の新谷かおる。80年~82年に『週刊少女コミック』に連載された「スマッシュ!メグ」は少女誌には珍しいスポコンもの。84年~91年まで『プチコミック』に連載された『燁姫』は銀座の画廊のオーナーというもう一つの顔をもつ女子高生を描いたミステリー。86年~99年『Eleganceイブ』に連載された「緋の稜線」は、戦前から戦後の時代を強く生き抜いた百貨店令嬢である一人の女性とその家族、その子供世代に至る人生を描いた大作で、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した。
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坂田靖子
ヘタウマな画風でイギリスを舞台にした短編を多くてがける漫画家。コメディ風のヒューマンドラマに癒されているファンも多いはず。代表作の「バジル氏の優雅な生活」は79年~87年まで『Lala』に連載された。ヴィクトリア朝かジョージ朝時代と思われるロンドンを舞台に、貴族バジルと彼を取り巻く人物による出来事が、当時の風俗とともに1回完結の物語として描かれている。85年~90年に連載された「マーガレットとご主人の底抜け珍道中」は英国と世界を旅するオブライエン夫妻の心温まる珍道中を、やはり世界各地の文化や歴史を織り交ぜながら描いた佳作。
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さくらももこ
ご存知ピーヒャララ、サザエさんに続く国民的ヒロイン「ちびまる子ちゃん」の作者。作者自身の小学生時代の実話をもとにしたファミリー漫画で、86年~96年まで、以後は不定期に「りぼん」に連載された。89年には講談社漫画賞少女部門受賞、90年にアニメ化されるや大人気となった。94年~97年に連載された『コジコジ』も97年から99年にアニメ化された。エッセイも多く出版している。
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佐々木倫子
80年にデビュー。天然で、元気で、一生懸命の主人公が活躍し、癒されて元気になれる漫画を描く。87年~93年に『花とゆめ』で連載された2000万部の売り上げを誇る『動物のお医者さん』は、H大学獣医学部学生の日常を描いたコメディ作品で、人気だったシベリアン・ハスキーの「チョビ」など動物のせりふも登場する。95~98年には『ビッグコミックスピリッツ』で、気が強いけど天然の新米看護師似鳥ユキエが成長していく姿を描いたコメディ『おたんこナース』がヒット、99~03年にはフランス料理店が舞台の同じのりのコメディ『Heaven?』も人気となる。鉄道ファンを題材にしたミステリー『月館の殺人』で鉄にもファン層を広げた。
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佐藤史生
ささやななえ、竹宮惠子、木原敏江、萩尾望都のアシスタントをへて76年にデビューしたSF漫画家。82年~84年に『プチフラワー』に連載された「夢みる惑星」はSFファンタジーの佳作だった。84年~86年の「ワン・ゼロ」は、古代インド神話に基づく善と悪との対立を現代に蘇らせた大作。人間が欲を持たず、争いのない平和な世界に人類を導こうとする神(ディーバ)とその使いである双子の妹摩由璃と、それを阻もうとする太古の戦いに敗れ日本に流れ着き人間として生まれ変わった魔(ダーサ)の4人とそれに味方する兄都祈雄とが織り成すドラマ。根源にあるテーマは、人間の業である欲が喪失し、人間が解脱し、悩むことがなくなり考えることをやめてしまうと、進化が止まってしまう。人間が人間であるためには悪も必要だという崇高なものであり、このテーマは水樹和佳の大作「イティハーサ」にも共通するものである。さらに、SF作家らしく、コンピュータが自我を持ち人間を支配するという『1984』や『2001年宇宙の旅』を彷彿させる副次的なテーマも語られていて、興味深い。87年の「打天楽」は「ワン・ゼロ」の番外編である。
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里中満智子
恋愛を描かせたら右に出るものがない60年代にデビューした少女マンガ界の重鎮。73年より『週刊少女フレンド』に連載され、87年に南野陽子主演でドラマ化された「アリエスの乙女たち」が出世作。他の代表作は、77年発表の戦時中の苦難の中の純愛物語『あした輝く』、男女が輪廻転生を重ねがら変わらぬ愛を貫いていく78年発表の『海のオーロラ』、83年から現在もまだ連載が続く持統天皇を描いた「天上の虹」がある。
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篠有紀子
70年代後半から80年代にかけて『LaLa』を中心にして活躍した通好みの漫画家。当初は学園恋愛物を描いていて、出世作の「アルトの声の少女」はボーイッシュな主人公と女の子っぽい同級生との友情を描いた佳作だった。83年の「閉じられた9月」からホラー物に転換する。90年代の代表作「花きゃべつひよこまめ」はファミリー物。
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清水玲子
「LaLa」中心に活躍するSF漫画家。83年デビュー。85年『メタルと花嫁』を発表、ヒューマノイドのジャックとエレナを主人公としたシリーズとして『竜の眠る星』など8作品を発表、代表作となる。88年には92年まで続く『月の子 MOON CHILD』を発表、93年には05年まで続く代表作『輝夜姫』を発表、同作で02年で小学館漫画賞を受賞している。99年から「秘密 ‐トップ・シークレット‐」連載中。
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庄司陽子
68年にデビュー、『週刊少女フレンド』を中心に活躍した。代表作は1977年から1984年まで連載された「生徒諸君!」で、転校生のナッキーこと北城尚子とその仲間の学園生活を描いた。78年講談社漫画賞少女部門を受賞、2007年にテレビドラマ化された。『BE・LOVE』で「生徒諸君!教師編」が 2003年から連載されている。初期の佳作は「ヘ〜イ!キャシー」。
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杉浦日向子
漫画家で江戸文化・風俗の研究家。江戸時代の風俗を題材とした作品が多い。代表作は86年~94年まで「小説新潮」に連載された『百物語』。怪談『百物語』を基に独自の観点で再構築した傑作。漫画の他の代表作品は84年日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した『合葬』、「ニッポニア・ニッポン」、88年に文藝春秋漫画賞を受賞した「風流江戸雀」、「百日紅」など。
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鈴木由美子
89年鈴木保奈美で、93年松雪泰子でドラマ化された超タカピーな社長令嬢が主人公の「白鳥麗子でございます!」で有名な漫画家。同作品で89年の講談社漫画賞少女部門を受賞している。他にも「おそるべしっっ!!! 音無可憐さん」が98年、「いけいけ!バカオンナ」が「可愛いだけじゃダメかしら!?」というタイトルで99年榎本加奈子で、「アンナさんのおまめ」が06年ベッキーでドラマ化された。
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高口里純
79年にデビューしたヤンキー漫画家。代表作は「花のあすか組!」で85年~95年まで連載、88年にはドラマ化、映画化された。続編「新・花のあすか組!」が03年から、08年からはネットで連載された。ロングスカート+タイトブラウスのスケ番ファッションをタイトルにした「ロンタイBABY」も88年~96年の長期連載で、97年に映画かもされた。
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高野文子
79年おばあさんが自分を少女だと思い込んでいる「田辺のつる」死んだ少女と観音の対話を描いた「ふとん」などを含む傑作短編集『絶対安全剃刀』でデビュー、ヘタウマな、誰にも似ていない作風が大友克洋などとともにコミックニュ-ウエーブともてはやされた天才漫画家。同作で82年の日本漫画家協会賞優秀賞受賞を受賞した。 83年の『おともだち』収録の「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」は傑作。『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』はデパート裏世界を巡る陰謀に立ち向かう少女ラッキーを描いたヒッチコック風ミステリ。88年~92年にはバブル全盛期にマイペースを貫く癒し系漫画『るきさん』、95年には傑作短編集『棒がいっぽん』、そして03年には『黄色い本』を発表、同作で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。
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高橋留美子
「ルーミックワールド」として独自の世界を描き出す人気漫画家。1978年~87年まで連載され、国民的アイドル?となったラムちゃんとその仲間が活躍する『うる星やつら』、80年~87年まで連載された「一刻館」というアパートの若き未亡人音無響子というヒロインをを生んだ『めぞん一刻』など、名作は数知れない。他の代表作は『らんま1/2』、『犬夜叉』、『人魚シリーズ』など。
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竹宮恵子
少女コミックを中心に活躍した耽美派少女漫画家。74年に古代エジプトを舞台にした二つの王国の王子の戦いを描いた大作『ファラオの墓』がヒット、76年の美しい少年による同性愛を描いた『風と木の詩』がセンセーションを巻き起こした。ウイーンを舞台に優等生タイプの天才ピアニストと奔放な天才バイオリニストの友情を描いた同年の『変奏曲』シリーズは名作。77年~80年には2007年にアニメ化されたミュータントと人類の戦いを描いたSFの名作『地球へ…』を発表、人気を不動のものとする。同作品は78年の星雲賞コミック部門、80年には『風と木の詩』と共に小学館漫画賞を受賞している。その後も80年代には『イズァローン伝説』、90年代には『天馬の血族』などを発表している。
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太刀掛秀子
1975年~86年まで『りぼん』を中心に活躍した、陸奥A子、田渕由美子と並ぶおとめちっく路線の漫画家。代表作は、「花ぶらんこゆれて…」、「雪の朝」、「ミルキーウェイ」など。
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紡木たく
82年デビュー。86年~87年に別マに連載された「ホットロード」は暴走族に憧れる少女と、バイクに命をかける彼氏を描いたヤンキー漫画で、暴走族のバイブルとなり700万部を売り上げるベストセラーとなった。87年 ~90年に別マに連載された「瞬きもせず」は山口県の高校を舞台とした学園漫画。せりふは山口弁で書かれている。
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名香智子
『別冊少女フレンド』を中心に人気を博した漫画家。近年はレディースコミック誌に活躍の場を移している。17世紀から現代までのフランスを舞台とするを作品を多く手がける。75年からスタートした双子の美少年とその取り巻きによる学園ドラマ「花の美女姫」シリーズがヒット。その後78年~79年にはアフリカで育った少女が祖国フランスでファッション・デザイナーを目指す「ファンション・ファデ」、80年から87年には社交ダンスを舞台とした「PARTNER」、85年~00年に不定期連載されたシャルトル公爵家3代を描いた「シャルトル公爵の愉しみ」を発表している。2000年~は「マダム・ジョーカー」シリーズを連載中。
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中山星香
北欧神話やトールキンの影響の濃いファンタジー作品を描く漫画家。代表作は86年から20年にわたって連載されたファンタジー「妖精国(アルフヘイム)の騎士」。『日ペンの美子ちゃん』も矢吹れいこ名義での中山の作品。
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成田美名子
77年に学園もの『みき&ユーティ』シリーズでデビュー、以後継続的に作品を発表している。L.A.やNYCを舞台に、美形で、大金持ちだが屈折している主人公が、よい友人たちの影響で心を開き、成長していくという作品が多い。『エイリアン通り』はアラブの王族の息子、『CIPHER』は俳優兼モデルの高校生、『CIPHER』のスピンオフ作品の『ALEXANDRITE』はコロンビア大の学生でモデルが主人公。95年の『NATURAL』からは舞台が日本に戻り、現在はそのスピンオフ作品で能を描いた『花よりも花の如く』が連載中。
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西炯子
87年にデビューした漫画家。代表作は第1作の高校の演劇部を舞台に部員5人のひと夏の思い出をオムニバス形式で描いた佳作「STAY プラス お手々つないで」が07年『STAY』というタイトルで映画化された『STAY』シリーズ。連載中の『ひらひらひゅ~ん の評価も高い。
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西村しのぶ
84年にデビューした神戸出身の漫画家。神戸を舞台にした作品が多い。84年にデビュー。84年~94年まで連載された代表作の「サード・ガール」は神戸を舞台にK大卒業後ブティックに務める派手好きな美也と建築会社に務める涼と聖K女学院の夜梨子の三角関係(?)を描いた。K大は神戸大、K女学院は神戸女学院と現実に近く感情移入できる設定でバブル前後の神戸の遊んでいる人たちを描いて大ヒットした。90年~92年に連載された『メディックス』も名作。当時はまだ知る人ぞ知る存在だった京都の老松の夏甘燈を買いに行く設定など、トレンドに敏感な遊んでいる医学生を描いたが、未完。『RUSH』など未完が多いのも特徴か?
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萩尾望都
日本を代表する少女漫画家。その独特の創造性と、心理描写は他の追随を有さない。72年~76年まで連載された代表作『ポーの一族』は、悠久の時を生きるバンパイアの少年エドガーと連れ合いの少年アラン、妹メリー・ベルが織り成す数世紀にわたる物語。トム・クルーズとブラピ主演で日本でもヒットした映画『インタビュー・ウィズ・バンパイア』は『ポーの一族』の影響を受けていると思われる。(というか似すぎでしょ!)ドイツのギムナジウムに生きる少年たちの、自殺にまで至る繊細な深層心理を少年愛と共に描いた74年の『トーマの心臓』は非常に精神性の高い作品で、漫画の社会的地位を高めたといえる。その後はSFに傾倒し、75年の『11人いる!』で『ポーの一族』と共に小学館漫画賞を受賞。80年『スター・レッド』、83年『銀の三角』、85年『X+Y』はSF作品を対象とした文学賞である星雲賞のコミック部門受賞している。97年には義父に無理強いの愛を強要される少年の恐怖を描いた『残酷な神が支配する』で手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞、06年『バルバラ異界』で第27回日本SF大賞を受賞するなど現在も活動を続けている。
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波津彬子
夭折した姉である花郁悠紀子のアシスタントを経て81年にデビューした漫画家。89年の「燕雀庵夜咄」の頃から泉鏡花的幽玄の怪奇ものをてがけていて、93年から不定期で連載されている代表作の「雨柳堂夢咄」シリーズは骨董屋「雨柳堂」を舞台に骨董に取り付いた念を見ることが出来る能力を持つ主人公蓮が、念が引き起こす事件を解決していく怪奇ミステリー。「うるわしの英国シリーズ」は坂田靖子のバジル氏シリーズのシリアス版。ヴィクトリア朝とおぼしきイギリスを舞台に貴族のコーネリアスが遭遇する出来事をつづった珠玉のオムニバス短編集。
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細川智栄子(知栄子)
月刊『プリンセス』で1976年から現在まで30年以上も連載が続くエジプトを舞台とする歴史ロマン「王家の紋章」で有名な漫画家。1970年の大ヒットドラマで2006年に上戸彩でリメイクされた「アテンションプリーズ」の漫画版もてがけた。
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槇村さとる
73年にデビュー、現在も活動を続けるベテラン恋愛漫画家。78年にフィギュアスケートを題材にしたスポ根漫画『愛のアランフェス』が大ヒット、一躍人気に。82年~84年にはジャズダンスを題材にした『ダンシング・ゼネレーション』と続編『N★Yバード』、87年~89年 にはアイスダンスを題材にした『白のファルーカ』と次々とヒットを飛ばした。90年代に入ってもシェフを目指す女性の恋を描き中山美穂主演で96年にドラマ化された『おいしい関係』(93~2000年)や恋に生きる母と娘を描き深田恭子と黒木瞳主演で2000年にドラマ化された『イマジン』(94~99年)などの話題作を発表している。
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松苗あけみ
一条ゆかりのアシスタントを経て「ぶ〜け」でデビュー。『純情クレイジーフルーツ』は82年~88年に連載され、88年の講談社漫画賞少女部門を受賞した代表作。丸の内女学園という女子校に通う四人の女生徒と教師の、恋愛や友情をなどの高校生活を本音を交えながら描いている。大奥を舞台にした番外編や続編もある。
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美内すずえ
舞台『紅天女』の主役を目指して争う北島マヤと姫川亜弓の確執と恋愛をを描いた大作『ガラスの仮面』で有名な漫画家。1976年から『花とゆめ』で連載を開始し、1997年で未完のまま休載となったが、2008年に連載を再開した。同作品で1995年に日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した。
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水樹和佳(水樹和佳子)
80年代、90年代を代表するSF/ファンタジー漫画家。79年~81年に『樹魔』、『伝説』、『月虹』などのSFの佳作を発表、注目される。代表作は87年~97年まで連載、99年完結した『イティハーサ』、通称イティ。古代日本を舞台に、善神である亞神とその従者と、悪心である威神とその従者の戦いを描いた傑作ファンタジー。主人公の透祜と鷹野、青比古と桂など登場人物の魅力的なキャラ、彼等の結ばれない恋、スリリングな展開など傑作ファンタジーに必要なあらゆる要素を備えている。さらに、人の幸せとは何か、悩みがなくなり平和に暮らすのが本当の幸せかという究極のテーマも背景にあり、作品を高品格化している。2000年度の星雲賞を受賞した。
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三原順
1975年から1981年まで「花とゆめ」誌に連載された『はみだしっ子』シリーズで有名な天才漫画家。それぞれ異なった事情で親元を離れた、心に傷を負った4人の少年たちが、信頼を深めながら助け合って生きていく姿を、鋭い人間観察と心理描写でユーモアを交えながら(グレアムペンギンがかわいい!)描き、大ヒットした。狼男の血縁であるトマスとD.Dの友情を描いた『ムーン・ライティング・シリーズ』とそのスピンオフシリーズ『Sons』では、人間心理への洞察はさらに深くなり、また当時では聞きなれなかった金融用語なども飛び出す登場人物の会話に、この人は何者なのかと驚きを感じ得ない。
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陸奥A子
1970年代後半から1980年代にかけて『りぼん』を中心に活躍した、太刀掛秀子、田渕由美子と並ぶおとめちっく路線の漫画家。読者である少女達にとって等身大で身近な主人公による恋愛物が共感を呼んだ。代表作は「たそがれ時にみつけたの」、「こんぺい荘のフランソワ」。
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森川久美
池田理代子と並ぶ歴史漫画家の第一人者。ルネッサンス時代のイタリアから戦前の上海まで、さまざまな歴史を題材とした漫画を描く。作者のオリジナルの魅力的な登場人物と緻密なデッサン力で一部の固定ファンをつかんでいる。代表作はルネサンス期のベネチアの女元首を主人公とする「ヴァレンチノシリーズ」や、昭和初期の中国を舞台とした『南京路に花吹雪』シリーズや復讐ものの「シメール」などがある。没落貴族の少年の悲劇を描いた「ヴェネチア風琴」や「花月物語」などを含む初期の3作の単行本は傑作ぞろい。
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森脇真末味
79年にデビューした漫画家。79年~80年の「緑茶夢」と続編の81年~83年の「おんなのこ物語」は青春漫画の傑作。ロック・バンドを舞台にオムニバス形式で苦悩する主人公たちの愛や友情を描いた。主人公の内面を描いた点で当時の少女マンガとは一線を画していた。短編集『ささやかな疑問符』に登場する双子の兄弟が人気を呼びシリーズ化されたのが86年~88年の『BLUE MOON』。松本大洋の『鉄コン筋クリート』のクロとシロような間柄の英一、英二という双子の兄弟の成長を描いた秀作。90年~92年の『UNDER』はSFの秀作。
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山岸凉子
日本を代表する天才漫画家。てがけるジャンルは幅広く、その心理描写はせつなく、苦しい。少女マンガでありながら、常に苦悩する主人公を描いてきた。少女の頃習っていたバレエに憧れ、71年~75年に連載された、ソ連(現ロシア)のバレエ団を舞台にトップ・バレリーナを目指すノンナの、師であるユーリ(ルドルフ・ヌレエフがモデルと思われる)との恋と成長を描いた傑作『アラベスク』や2000年から連載中で07年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した『舞姫 テレプシコーラ』を書いている。ギリシャなどの神話にも造詣が深く、独自の解釈でギリシャ神話をホラー化した作品や、秀作『妖精王』などのファンタジー作品も描いてきた。聖徳太子を心に傷を持ち、超能力を持つ異人として描き、蘇我蝦夷との友情・愛情をつづった傑作『日出処の天子』は83年度談社漫画賞を受賞した。
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山下和美
88年から「モーニング」に連載され、2002年にドラマ化された『天才柳沢教授の生活』で有名な漫画家。横浜国大がモデルと思われるY大の柳沢教授の日常に起きる出来事をつづった一話完結の物語。03年講談社漫画賞一般部門を受賞している。永遠の生を持つ少年をモデルに人生について問いかける『不思議な少年』も有名。
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やまだ紫

女性の内面を表現したモノローグが特徴のレディースものマンガの草分け的存在。66年に漫画雑誌『COM』への投稿を開始。71年に『ガロ』で『ああせけんさま』が入選。80年に『性悪猫』を出版。82年には代表作『しんきらり』を、83年には妻子ある男と不倫中の独身女性が主人公の『ゆらりうす色』を発表した。
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大和和紀
「週刊少女フレンド」を代表する漫画家。1975年~77年に連載された「はいからさんが通る」は大正時代を舞台に、当時としては珍しいキャリアウーマンを目指していた花村紅緒の恋と冒険を描いたコメディで、大ヒット、講談社漫画賞を受賞した。その後も同じ路線のラブ・コメ「アラミス'78」や、デゥマの「モンテクリスト伯」のようなシリアスな復讐物「KILLA」、文明開化時の横浜を舞台とした「ヨコハマ物語」など次々とヒットを飛ばす。79年~93年まで連載された大作「あさきゆめみし」は源氏物語を漫画化したもので、源氏物語入門版として瀬戸内寂光氏も評価している。作風の似ているロック物の小野弥夢とお姉さまシリーズの西尚美だけでなく、「いらかの波」の河あきらもアシスタントだった。
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吉田秋生
三原順と並ぶ天才的な頭脳を持っていると思われる漫画家。登場人物の深層心理を描きながら、深い友情を描き出している。武蔵野美術大学卒業。『カリフォルニア物語』(78年~81年)は、常に優秀な兄と比較し、自分をおいて逃げた愛する妻に生き写しの自分に厳しく当たる父との確執に悩み、高校をドロップアウトしてNYCに移住するヒースを主人公とする人間ドラマ。福生の米軍基地近くの複雑な事情を持ち屈折しながらも明るく生きる高校生の青春を描いた『河よりも長くゆるやかに』と、魔性の美人高校生を描いたホラー『吉祥天女』で83年小学館漫画賞を受賞。『BANANA FISH』(85年~94年)はニューヨークの美貌の天才不良少年アッシュ・リンクスを主人公にしたハードボイルド・アクション大作。面白すぎるストーリとアッシュのカッコよさ、なかせる友情などで一気に読めてしまう漫画史に残る傑作。『YASHA-夜叉-』(96年~02年)は遺伝子操作により人類より秀でた存在となった双子の兄弟が、善と悪に別れて戦うアクション。『BANANA FISH』同様に友情とどんでん返しのある緊迫するストーリーの傑作。政府と製薬会社が組んで作り出したウイルスが弱者のみを死に追いやり、高齢者問題を解決するというストーリーはリアルすぎて怖いぐらい。2001年の小学館漫画賞を受賞。 続編が『イヴの眠り」』。最新作の『海街diary』では鎌倉を舞台に主人公の父親が異なる妹と、彼女をひきとった3人姉妹が織り成す家族や友達との絆を描いた泣かせるストーリーで、2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した。
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吉田まゆみ
80年代を代表する少女漫画家。73年にデビュー。先輩とクラスメートとの間で揺れ動く女子高生の恋心を描いた『れもん白書』で1980年度講談社漫画賞少女部門を受賞。女子大生ブームの中、短大生の大胆だが不器用な恋愛を描いた『アイドルを探せ』(84年~87年)は大ヒットし、87年菊池桃子主演で映画化された。
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吉野朔実
80年にデビューした複雑な心理の愛を描く漫画家。大島弓子と萩尾望都の影響を受けている。85年の「少年は荒野をめざす」は、病死した兄の代わりに男の子になろうと決意した中学三年の女の子都が、自分の理想のような男の子陸にであう。陸にひかれる都だが二人は魂が似ているいわゆる「ツインソウル」で...複雑な心理を持つ二人の少年・少女の複雑な恋愛感情を描いた傑作。88~89年の『ジュリエットの卵』は金沢と千葉に離れ離れになってしまった双子の大学生兄妹が愛し合っているという複雑な愛の話。91年の「いたいけな瞳」は全31篇からなる叙情性漂う不思議な、だけどほっとする傑作短編集。
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渡辺多恵子
79年にデビューアイドルとしてデビューした漫画家。芸能界デビューした五つ子の弟たちを抱えて苦闘する高校生はじめが主人公のドタバタコメディー「はじめちゃんが一番!」(89年~95年)で1990年度小学館漫画賞を受賞。長州への復讐のため性別を偽り新撰組に入隊した少女の生き様を描いた「風光る」で2002年度小学館漫画賞を受賞した。




